2010417日-425日 16:30~22:00

 

徳島LEDアートフェスティバル2010の関連企画として、徳島市東新町商店街の空き店舗を中心に10組のアーティストが主体となり「日没あとのピクニック」を開催した。

 

 現地住民の協力のもと、会期も含め2ヶ月近く現地に滞在し、それぞれが選んだ場所にそれぞれの方法で新しい光を添え町に潜む息づかいを照らし出した。

 

 

 『夜の刺繍』 Night Sewing

 

商店街の空き店舗を光の糸でぬい続けた。

ひと針ひと針ぬい込んでいった行為が、夜になると光を帯びて見えてくる。

 

この土地に滞在しながら、この場所を訪れた人と共に、昼も夜もぬうことを続けていった。

そして日を重ねるにつれて増えてくる刺繍という人の手の痕跡は、静かに揺らめく光の流れとなって夜の店内に浮かび上がる。

 

人により異なるぬい目や、それらがつくりだしたライン、また偶然うまれた光の表情が、過ぎていった時の蓄積や、ここに人がいたことを語りだす。

 

素材は光ファイバー(MACBEAM)とさらし布。ファイバーの先をとがらせることで布に直接ぬい目を施すことができた。

布にはぬった人のサインと日付けが書き込まれていった。

 

 

会場:大野ビル1

 

協賛:日亜化学工業株式会社

協力:株式会社アロマックラボ